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実は幼稚園の卒業文集に「将来の夢、研究者」と書いていた。

頼紘一郎

大学の研究と企業の研究の大きな違いは何ですか?
企業の研究は、ニーズと市場性を意識しなければならない点で大学の研究とは 大きく異なります。私の場合、患者様や医療機関から必要とされている事はもちろん、市場性がなければ研究がスタートする事ありません。

企業の研究にモノづくりの考えが必要とはどういうことですか?
単に研究開発するだけではなく、製品の開発にはルールがあります。それらのルールを熟知した上で開発していかないと使えないものになるという点でモノづくりの考えを理解する事が非常に大事です。

就職活動時の職種・会社選びについて教えてください。
私は医療関連の会社に絞って活動していました。その中でも会社説明会等で共感する部分がある会社にエントリーしました。就職後もモチベーションを維持して働くためには、その会社に共感することが重要だと思ったからです。
最初は、希望の職種である研究職だけを受けていましたが、途中で、世の中にはいろんな職種があることを知りました。しかし、どうしても研究職以外で自分が働くモチベーションを持てるかどうか疑問でした。そこで、職場訪問や社会人の先輩方のお話を聞きし、その職種を理解すると同時に自分の働く目的に立ち返った時、研究者になることが目的ではなく、医療を通じて世界の人に夢を与えることだと再認識しました。目的に回帰した時に職種の違いは大きな問題ではないと思い、それからは目的に合った他の職種も受けました。

希望の職種に就けたのはどうしてだと思いますか?
私は結果的に、希望の職種である研究職に就けたわけですが、採用時の職種は研究職限定ではありませんでした。採用後の配属で研究職に就けたのです。私が大学院で研究していたことを学会や論文で結果を残すことができたことや、その研究の目的と結果を分かりやすく企業側に伝えられたことも良かったかもしれません。

社会人になってからの失敗談を教えてください。
仕事先の診療所の先生のお名前を間違ってしまったことがありました。それ以降、先生にお会いする前に下準備を徹底し、時間をかけるようにしたところ、自然と勘違いや間違いは減少しました。学生時代に財団の交流会で、元評議員の伴野氏から学んだ「準備の大事さ」を今、実感しています。

学生の皆さんへのメッセージをお願いします。
社会人には「危機管理能力」が必要であると思います。イマイチ、ピンとこないと思いますが、身近な例では『車が来るかも知れないから、横断歩道を渡る前には左右を確認する。』これも危機管理能力の一つです。つまり、「横断歩道を渡る」という行為を実行する前に、「車が来て轢かれるかもしれない」という危機を予測しています。
当たり前のように思いますが、社会で仕事をする上では、「このメールを出すと、勘違いされるかもしれないから、こうしよう。」とか「今、この仕事を優先して片付けないと納期に間に合わないかもしれないから、すぐやろう。」など、起こり得ることを想定して動くことが大事です。些細な事ですが、学生の時から少し意識してみてはいかがでしょう?きっと、社会に入ってから役に立つと思いますよ。。

1日のスケジュール
6:00 起床・朝食
7:00 妻・子どもを送りだす
7:30 掃除
8:00 通勤
8:30 出社・メールチェック
9:00〜12:00 実験
12:00 昼食
13:00〜14:30 チームメンバーとの打合せ
14:30〜17:00 報告書等・文書作成
17:00〜18:00 データ解析
18:30〜19:30 雑務
19:30 退社
20:00 帰宅
21:30 入浴
23:00 就寝

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